ホーム > 協会事務局から > 中富短歌会 2014年11月18日カテゴリー: 協会事務局から 中富短歌会 私達の短歌会は、「中富あすなろ短歌会」から「中富短歌会」と改名し、現在6名の会員で毎月第2火曜日の午後1時半より、中富総合会館において開会しています。 一首を無記名で印刷してお互いに鑑賞し、批評し合って楽しく充実した会になっています。 また、月1回「山日文芸ひろば」へ投稿し、地区の文化祭や町の文化祭にも参加しています。 この度は会員作品を各二首ずつ掲載します。 中富短歌会 代表 望月八重子 【短歌作品】 (笠井 昭子) ・手術(オペ)前と思えぬ程のおだやかさ ”頑張って” ”あゝ” 頷(ウナズ)く弟 ・老三人(オイミタリ)訪ねし恵林寺の鳴き廊下手すりに寄りて踏む ”キン” ”コン” と (土橋 八重子) ・孫の来て神輿(ミコシ)をかつぐお祭りにたのしい一日の秋はすぎゆく ・からす森夕暮れの空を朱に染め見事な景色に見とれりしばし (若林 雪江) ・常口に色とりどりの秋桜(アキザクラ)アメリカ帰りの曾孫(ヒコ) ”ワンダフル” と ・降り止まぬひと日の梅雨に籠りゐてサマー糸に編む藤編のベスト (佐野 花子) ・となり家に赤子誕生知らせありしじまの里に光り射し込む ・補助器具が日毎に目立つくらしなり人の手借りぬ事の幸せ (渡辺 きよ子) ・此の秋もつぶら実選(ヨ)りて枝豆を穫り親戚や友に送りぬ ・友よりの「歌集」一気に読み終えて山坂越えし幸せ偲びぬ (望月 八重子) ・庭先の南天の根元に咲きさかるうす紫のサフランの花 ・八十すぎてもまた登りたき富士の山文化遺産の数多の趣
私達の短歌会は、「中富あすなろ短歌会」から「中富短歌会」と改名し、現在6名の会員で毎月第2火曜日の午後1時半より、中富総合会館において開会しています。
一首を無記名で印刷してお互いに鑑賞し、批評し合って楽しく充実した会になっています。
また、月1回「山日文芸ひろば」へ投稿し、地区の文化祭や町の文化祭にも参加しています。
この度は会員作品を各二首ずつ掲載します。
中富短歌会 代表 望月八重子
【短歌作品】
(笠井 昭子)
・手術(オペ)前と思えぬ程のおだやかさ ”頑張って” ”あゝ” 頷(ウナズ)く弟
・老三人(オイミタリ)訪ねし恵林寺の鳴き廊下手すりに寄りて踏む ”キン” ”コン” と
(土橋 八重子)
・孫の来て神輿(ミコシ)をかつぐお祭りにたのしい一日の秋はすぎゆく
・からす森夕暮れの空を朱に染め見事な景色に見とれりしばし
(若林 雪江)
・常口に色とりどりの秋桜(アキザクラ)アメリカ帰りの曾孫(ヒコ) ”ワンダフル” と
・降り止まぬひと日の梅雨に籠りゐてサマー糸に編む藤編のベスト
(佐野 花子)
・となり家に赤子誕生知らせありしじまの里に光り射し込む
・補助器具が日毎に目立つくらしなり人の手借りぬ事の幸せ
(渡辺 きよ子)
・此の秋もつぶら実選(ヨ)りて枝豆を穫り親戚や友に送りぬ
・友よりの「歌集」一気に読み終えて山坂越えし幸せ偲びぬ
(望月 八重子)
・庭先の南天の根元に咲きさかるうす紫のサフランの花
・八十すぎてもまた登りたき富士の山文化遺産の数多の趣