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事務局:身延町教育委員会
山梨県南巨摩郡身延町常葉1093
2015年1月15日カテゴリー:

身延俳句協会

 この会は、師系や会派の違いを越えて、情報の交換や共同の事業の実施などを通して活動の活性化を図ろうと結成された身延地区の俳句集団です。

 現在、「下山俳句会」「糸桜俳句会」「たぶ俳句会」「さくら俳句会」「あすなろ俳句会」「さつき俳句会」の6つのサークルが加盟しており、総会員数は凡そ50名です。

 しかし、会員の高齢化と男性会員の少ないことが悩みの種で、組織は先細りの状態です。

 俳句の興味のある方は、ぜひお入りください。

 

【役員】

  会 長 依田 智文(丸滝・TEL:0556-62-0402)

  副会長 石川 陽子(下山・TEL:0556-62-5527)

  会 計 千須和繁臣(帯金・TEL:0556-62-1317)

 

 

展示会初日 055(身延俳句協会)

第5回身延町総合文化祭「文化文芸作品展示会」

  (H26.11.22~H26.11.30開催)

 

【総合文化祭出品作品】

 ・白タオル滝にうたれし身をつつむ      石川 陽子

 ・秋立つや和紙の里より紺の富士       井上 麻子

 ・里神楽さす手引く手は彼の人ど       天野 和子

 ・白鷺の早降りたちて代田かな        佐野 あさ子

 ・悲母観世音万緑の身延山          望月 喜代子

 ・白猫の李の下の昼下り           吉野 禾六

 ・柿の花使はぬ井戸の蓋の上         廣島 爽生

 ・帰省子の母を離れて座りけり        依田 智文

 ・廃屋の増えてゆく村石蕗の花        吉野 秋子

 ・かくれんぼ薄目の鬼に落葉散る       遠藤 千鶴子

 ・きらきらと柿をむく母喜寿迎ふ       藤田 幸子

 ・蝉鳴いて暁の村ざんざ降り         藤田 松美

 ・山門を抜けて自在や秋の蝶         近藤 葉月

 ・足音に餌をせがみ寄る金魚かな       望月 千恵子

 ・田起こしの土の荒塊神無月         千須和 繁臣

 ・廃校に桜もみじの虚空かな         遠藤 和美

 ・銀杏黄葉ぬける青さの空があり       穂坂 清子

 ・紅葉晴山肌を行く雲の影          海野 相子

 ・虎杖の雁字搦(ガンジガラメ)にまかれをり    今井 正子

 ・東雲の中に月ある寒の入          保科 美知代

 ・垂氷して故里深く眠りをり         藤田 男久子

 ・すり合の車輌待つ駅雁渡          柳沢 良子

 ・今日よりも明日が良き日秋の山       青沼 貞子

 ・あかね空雁に長幼序列あり         藤田 房子

 ・秋刀魚やく煙の中に夫の聲         近藤 千恵子